アキレス腱付着部症について

アキレス腱付着部症について

アキレス腱付着部症は、アキレス腱とかかとの骨の付着部周辺に痛みが生じる疾患です。この症状は、一般成人の約2%に発症すると言われていますが、特にランニング愛好者の間で発症率が高いことが知られています。

発症の原因

アキレス腱付着部は元々血流が乏しい部位であり、ランニングなどの繰り返しの負荷がかかることで組織が損傷しやすくなります。また、かかとの骨や足の形の異常、不適切な靴の使用も、この疾患の発症に影響を与える要因となります。

症状の特徴

アキレス腱付着部症の主な症状としては、アキレス腱とかかとの骨の付着部周辺の痛み、発赤、腫脹が挙げられます。単純レントゲン検査では、アキレス腱とかかとの骨の付着部に骨棘が見られることがあり、超音波検査ではかかとの骨とアキレス腱付着部の間の滑液包の腫脹が認められることもあります。

治療方法

治療はまず、痛みや腫れが強い時期には安静を保ち、消炎鎮痛剤の投与を行います。症状が安定してくれば、運動療法を開始します。当院では、痛みの緩和を目的として、圧力波治療(ショックマスター)や中周波治療などの治療法を併用しています。

アキレス腱とかかとの付着部に痛みを感じる方は、早期の治療が重要です。当院では、患者様一人ひとりに適した治療を提供しておりますので、お困りの方はぜひご相談ください。

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